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中国西北少数民族
   
 

1955年から新疆ウイグル自治区と呼ばれるようになったこの地のトルコ系民族は、900万人という最大の人口をもつウイグル民族のほかに満族、モンゴル族、回族、カザフ族、キルギス族、ウズベク族、タジク族、タタール族、オロス族、シボ族、ダフール族の12民族が居住しています。中央アジア、新疆ウイグル自治区には漢族の他に、イスラム教を生活の主とするウイグル、ウズベクキルギス、タジクタタール、及びロシア族などの少数民族がいます。かの地で見た、彼女たちの民族衣装の美しさは忘れられません。西域の諸民族は世界の5大宗教である仏教、キリスト教、マニ教、ユダヤ教、イスラム教を信仰してきました。さらに、モンゴル族はチベット仏教、オロス族はロシア正教を、そして新中国以降、大量移住で新疆の最大民族になった漢族は仏教や道教を、一部はキリスト教の一派である景教を信仰しています。ほかに、人口の極めて少ない民族を含めれば47の少数民族が居住しています。

ウイグル族
ウイグル族はトルコ系で、ウルムチ?トルファンを中心に、人口1000万人を数えます。ウイグル美人の条件は、長い髪であること。誕生後は一度も切髪しないとか。その長髪を三つ編みというか、四つ五つ..無数編みするのが、ウイグル女性の風習です。オスマは、葉液で眉と眉をつなげて濃く書くことです。ウイグル女性の美人の条件その2。眉毛が太く多いこと。シルクロードの国の女だから、裁縫は巧みで、絨毯を織るのは当然の仕事です。 

シルクロードは中国西北新疆のイスラム系民族のうち、800万人の人口を持ち、最大の民族であるウイグル系民族の風俗?習慣や宗教生活など。ウイグル族は家庭における子どもの躾(しつけ)をことのほか大事にします。子どもの不行跡は親の責任とされ、子が親に尽くすことが何にもまして大切だとされています。家族の行いはすべて父の教えに従い、父が亡くなった場合は、長男または母が決めることになっています。

イスラームの戒律や習慣も厳しいものがあります。例えば、食事やお茶を出すときは、まず年上の男性が先です。多くの場合、レストランなどでテーブルに座るときも男女別々のテーブルか、それぞれが固まって座るほどです。食事も目上の人が先に箸をつけるまでは食べません。お酒も目上の人から進められないと飲みません。

このような上下と男女の関係は絶対であり、社会的な立場と存在と年齢がすべての関係を律しています。今でも親の決めた見合い結婚が主流を占めていますが、恋愛結婚も増えています。愛情表現も日本の若者のように、互いに腰に手をまわしながら歩いたり、駅の改札口付近でいつまでも抱きあっていたりするなどは想像もできないことです。家族以外の女性の身体に触れることはもちろん、握手もダメです。ジロジロと女性を見ることも男性の非礼とうつります。私が仲間たちと登山などで新疆に行くときには、このことを事前に何度も注意するのですが、なかには、善意か女性のからだの一部にでも触れたいという不純な動機からか、強引に握手を求めたり、顔をじろじろ見て「きれいですネ」などといって女性の側が恐慌を来たす場面がよくあります。しかし、都会では国際化がある程度進んでおり、時折、男女の握手シーンがあるようです。異民族同士の結婚はほとんどありません。というのは、その民族の人たちの言う言葉ですが、恋愛をして結婚寸前まで行く例はかなりありますが、いざ結婚となると、互いの親の反対、豚肉を絶対に食べない習慣、イスラームに改宗しなければ結婚が許されないという、厳然とした宗教の壁に阻まれているのが実際のところです。逆にウイグル族などが各段階の党や政府の幹部になると、豚肉を食べる人もいるという話をよく聞きます。豚肉を食べないというのは、クルアーン(コーラン)の戒律ですが、たとえば、食べるものがなくなって生きるためには、豚肉を食べることが許されています。

乗り物に乗る場合も男性が先、あらゆる場面で男性が優先され、男女の差が明確で、男性支配?男尊女卑が厳しくそして根強く残っています。さらに靴やズボンを履くときは右足から、上着やシャツを着るときも右手から、とイスラームの戒律が色濃く残っています。そういえば、最近、日に5回の礼拝を欠かさない20~30歳代の若い人が増えてきました。タバコを吸わなくなり、酒も飲まなくなっています。

スカーフをすっぽり、または目だけを出してかぶることをロパチと言います。南のカシュガル?ホータンへ行くと、イスラム色も強くなります。イスラム女性は肌をさらすことが禁忌。ゆえのロパチですが、砂漠の地なので、砂嵐よけともなります。レースのロパチをしている。ロパチにも流行があるみたいです。肌の露出を嫌うので、スカートの下にズボンを穿くのが正式。女性の正式の座り方は、立て膝をつく胡座(あぐら)です。

楼蘭の美女(ろうらんのびじょ)は、新疆ウイグル自治区(しんきょうウイグルじちく)の首府ウルムチ市にある新疆ウイグル自治区博物館に展示されている女性のミイラです。このミイラは1980年、タクラマカン砂漠の東にある楼蘭鉄板河遺跡で発掘されたものである。炭素14測定の結果、紀元前19世紀(約3,800年前)に埋葬されたもので、死亡時の年齢は約40歳、身長155センチメートルと推測されています。また、1980年4月から放映されていたNHK特集 シルクロード第5回「楼蘭王国を掘る」(1980年8月4日放送)でも紹介されました。2004年5月29日には中国遼寧省瀋陽市の中国刑事警察学院刑事人相学の専門家、趙成文によって3年がかりで楼蘭の美女の生前の姿を再現する頭像が製作された。

回族
回族は人口約900万人。主に寧夏回族自治区に集中して住んでいます。彼らは1千年もの長い間、中国各地で生活を続けてきたため、漢族と混血した人々も多く、身体的特徴や風俗、文化などに関してはほとんど漢化したようにみえます。
回族は独自の言語や文字を持っていません。漢語や漢字を使います。着るものもほとんど漢人と同じで漢人と結婚する率も高いのですが、漢語のできない民族と結婚することは余りなく、家の中の飾りつけも漢人とほとんど同じです。回族はイスラム教を信仰しており、集団で住んでいる街々に清真寺と呼ばれるモスクを建て、モスクを囲んで居住することが特徴にもなっています。回族のルーツは、唐の時代、交易のためにアラブ、ペルシアから長安に来た人々に源を持っているといわれていますが、13世紀以降、チンギスハーンのモンゴルが中央アジアのブハーラ、タシケントなどを劫略した際、多数のイスラム教徒を奴隷としてモンゴル、のちの元に連行したことに始まるともいわれています。回族の男の子は他のイスラームと同様に7歳になると割礼をしますが、逆にお葬式は他のイスラームとは区別して、回族の墓場があります。彼らは市内や商店街で商売をするのが巧みで、みな頭に白い帽子をかぶっています。それで漢人との見分けがつくのです。

モンゴル族
モンゴル人の飲食文化の特徴と習慣
ミルクティ――紅茶にミルクを入れ、少しの塩とバターを入れます。これはモンゴル人に欠かせないものです。
馬乳酒――ケムズとも呼ばれ、牛、馬や羊の乳を発酵させてつくるモンゴル人愛飲のものです。主に7月から9月につくります。馬乳酒は皮袋で保存します。まず、ラクダや牛の皮を剥いで毛を切り、火であぶります。その皮を10日間くらい燻製します。出来上がった皮を袋にし、熟成した馬乳酒を入れます。そうすると、遊牧生活をするうえで多くの利点があります。ひとつは運びやすいことと、漏れない、圧力に強い、馬に乗せて運ぶのが簡単。もうひとつは長持ちするということです。1つの皮袋は70~80年も使えます。
客に馬乳酒を出すときは、主人が「敬酒歌」を歌ってから先にひと口飲み、客に出します。また「ハダ」を上げる習慣があります。ハダは長さ1?5~2?ぐらいの白い布で、大切な客や年長者に差し上げるもの。それによって健康で長生きするように、すべてのことがうまくいくようにと祈り、客に感謝の気持ちを表すものです。現在では、結婚式のときにもハダを捧げるようになってきました。 名前をつけるのもおもしろい。男の子には、祭り、幸福、結実、勇士、知恵者、金、銀などの名前をつけることが多く、女性には太陽、月、星、花、春花、真珠、玉石などの名前をつける場合が多い。主食は肉やKose=モンゴル語で「闊慈」。羊の頭や脚をお湯で煮て、小麦粉を加え2~3時間煮ます。夕食時によく食べます。カルシウムを補って、体を強くします。小麦粉にイースト、ミルク、チーズを入れてフライパンで焼いた焼餅などがあります。
ケーズ(中国語で「馬腸」)というものもあります。モンゴル人もカザフ人と同じようにケーズを食べます。馬や牛の腸に岩塩をつけて燻製した肉を入れたもの。腸詰のようなものですが、腸詰より太く、長いものです。味はしょっぱいですが、冬、体がとても暖まります。冷蔵庫がないので馬や牛の肉を燻製し、腸に入れて保存します。肉をケーズにしておくと、臭くならず、長持ちし、運びやすいのです。
チンギスハーンが世界に与えた文明
一代の蒼天の寵児、チンギスハーンは空前の世界大征服を成し遂げた世界史に残る英傑です。彼の貢献は、ユーラシアに東西交易と世界の文明を発展させたことにあります。ユーラシア大陸を結ぶ東西交易路は、数千年の昔から西域の中心部を貫いていました。

カザフ族
新疆のカザフ族は天山山脈やアルタイ山脈の一帯で遊牧生活を営んでいます。お隣のカザフスタン共和国の人々と同じ民族です。カザフ族は同じ部落間での結婚はしません。結婚する場合は7代までさかのぼって血縁関係がないかを調べます。例えば、血縁の近い同士が結婚すると、男女ともフェルトにグルグル巻きにされて百頭の羊、百頭の牛、百頭のラクダ、百頭の馬を2人の上に走らせるという罰を与えられます。が、今でもそうなのかどうかはさだかではありません。婚前交渉や不倫や「できちゃった結婚」などは絶対に許されません。それがあると、集団から永久に追放されますし、過去には殺された場合もありました。しかし、21世紀の現在、同棲する若い人やできちゃった結婚、不倫などがかなり増えてきているのも事実です。カザフ族は赤ちゃんが生まれると、7日目までに名前をつけます。赤ちゃんが生まれてから、お父さんが最初に家を出た時に会った人の名前を付ける習慣もあります。あるいは、生まれた場所や鳥、河、星、月、太陽など自然の名前を付けることもあります。遊牧民族はおしなべてそうなのですが、カザフ人もお客さんを非常に大事にします。「祖先からの遺産の半分を客に残す」という諺があるほどですから。カザフ人は10月から4月ころまでの冬期は木造の家で暮らします。夏は遊牧生活になりますので、移動に便利なフェルト製のテントで暮らします。こうして数千年の悠久の歴史を生きてきたのが、カザフなどの遊牧騎馬民族なのです。