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甘粛省旅行観光ガイド
   

甘粛は中国の西北部に位置し、黄河の上流で、土地が広々とし、地形は細長く、まるで柄のようである。東西の長さは1,655km、幅は最も広いところは530kmに達し、最も狭いところはわずか25kmしかない。甘粛は,東は陜西,東北は寧夏と連なり、南は四川、西は青海、新彊と隣り合い、北は内モンゴル並びにモンゴル人民共和国と接し、省の総面積は45.4万k㎡である。甘粛は二つの流区と、三つの流域に分けられる。外流区と内流区があり、長江流域、黄河流域、内陸流域である。長江流域は主に甘南高原東部と隴南地区で、主な河川は白龍江で、水量が多く、水流が急で落差がきく、季節の変化はあまりなく、秦嶺、淮河と同様、中国地理を南北に分ける分水嶺となっている。隴東黄土高原は黄河流域に属し、主な河川は黄河、淮河、涇河などの支流で、水量は季節により変化が著しく、砂の含有量が多く、凍結による災害も多く、流域内の土砂流出が深刻である。内陸河川の源は祁連山脈で、河西回廊を流れる主な河川には、石羊河、黒河、疏勒河、党河などがある。これらの河川には主に祁連山脈の雪融け水が注ぎ込み、季節性が強く、最終的には砂漠の中に消えてしまう。甘南高原地帯は“世界の屋根”とも言われるチベット高原の東部の端にあり、地勢は高く、平均海抜は3000mを超え、典型的な高原区で、草原が広々とし、水草が豊かで、牛馬はよく肥え、有名な黄河第一の湾曲部があり、甘粛の主要な牧畜基地である。祁連山地は、河西回廊の南側にあり、長さ1000kmあまりで、面積は7万㎡ほど、部分が海抜3,500m以上である。万年雪と氷河は、河西回廊の天然の固体貯水池で、植物は垂直にはっきりと分布している。荒漠の草原があり、森林があり、氷雪があり、さまざまな景観がある。有名な七一氷河は祁連山中にある。

甘粛の地形は、複雑多様で、山地、高原、平野、河谷、砂漠、ゴビなどが互いに交差しながら分布している。地勢は西南から東北に傾斜し、最高海抜は5800m、最低海抜は550mである。基本的には各自特色のある六地形区域に分けることができる。隴南山地は山が多く峰が重なり、山が高く谷が深く、生い茂った植物に覆われ、清流山渓が密集している。この一帯は渭水以南、臨潭、迭部以東の山地を含む秦嶺の西の部分で、面積は4.8万k㎡、山地と丘陵が顕著なことが特徴である。地勢は西高東低で、水は清く、渓流が急で鋭い峰や急な坂が多い。気候は温和で、江南の風景を成し、南方の“繊細さ”と北方の“豪快さ”を兼ね備え、甘粛の薬剤の集積地として、また珍しいパンダの棲む所でもある。

隴中黄土高原は甘粛の東部にあり、東の甘粛省境界から西の烏鞘嶺に到り、面積は11.3万k㎡に達し、耕地は全省の70%を占める。黄河は青く茂る森林や名山や平原を流れ、石油、石炭が豊富に埋蔵されている。水資源も豊富で、劉家峡、塩鍋峡、八盤峡などの型水力発電所がある。全省各地の年平均降雨量は300~860㎜で、東南から西北に向かってだんだん少なくなり、烏鞘嶺から西は降雨量が明らかに減少し、隴南山区と祁連山脈の東の部分の降雨量は多くなる。季節風の影響で、雨が集中するのは6~7月で、この時期に年間降水量の60~70%が降り、霜のない日は地域によってその差が著しい。隴南河谷地帯は一般に280日余りで、甘南高原が最も短く、140日しかない。
  
河西回廊は祁連山脈の北面にあり、北山以南で、東は烏鞘嶺から西の甘粛と新彊の境界までで、東から西へ、南から北へと傾斜する細長い地帯である。海抜は1000~1500mで、長さは1000km余り、幅は数km~100kmと言う、不均等であり、面積は11.1k㎡である。地勢は平坦で、オアシス農業に適し、日照も十分で、水資源も豊富と言う、典型的なゴビオアシス地区で、農業発展の将来性もあり、甘粛の主要な商品食糧基地である。河西回廊以北の地帯は、東西1000m、海抜1000~3600mで、北山山地或いは北山回廊とも呼ばれ、龍首山、合黎山から成っている。ここはタングリ砂漠、巴丹吉林砂漠に近く、風砂が強く、岩がむき出しで荒漠とし、耕作のできる所は全くない。

甘粛には、蘭州、白銀、天水、金昌、嘉峪関、武威の6市と定西、平涼、慶陽、張掖、酒泉の6地区と臨夏回族自治州、甘南チベット族自治州合計14地区がある。また、87の市、県、自治県、市轄区があり、2000年末現在、全省の人口は2561.5万人である。甘粛は昔から多民族が居住する省だが、漢族が88%と最も多く、少数民族は12%である。44の少数民族があり、そのうち1000人以上の民族は、回族、チベット族、東郷族、裕固族、保安族、モンゴル族、サラ族、ハザク族、土族など10の民族で、そのうち東郷族、裕固族、保安族は甘粛特有の少数民族である。

甘粛と言う名は、かつての甘州(今の張掖)、粛州(今の酒泉)の頭文字を取って名づけられた。秦朝の時、隴西に郡が設けられ、唐代には隴右道が置かれたが、省の部分が隴山の西にあるので、隴西とか隴右とがで呼ばれ、略して甘或いは隴とも呼ばれる。甘粛省が設立されてからは700余年の歴史がある。北宋初期、西夏が河西を統治した時、甘粛軍司(甘州、今の張掖に駐留)を設けた。

全省の交通は、鉄道、国道、民航を主とし,交通網は四方八方へ延びている。蘭州鉄道局は西北地区最の交通運輸企業で、 国営企業500余社のうちの第22位、運営距離は4000km、甘粛、青海、寧夏の三省に跨り、国家の経済収入の一部分を賄っている。国家の定めた西部経済の発展、東西交流の強化、対外開放促進と言う各種戦略において、蘭新鉄道の複線化、宝中線の建設、干武の電力化と言う重点項目を相次いで完成させた。中国陸を横断し、アジアとヨーロッパ陸をつなぐ新ユーラシア陸橋もすでに完成し、西北道路網も日増しに改善され、蘭州とを結ぶ天蘭、新蘭、包蘭、蘭青、干武、宝中、青藏などの七幹線の西北現代鉄道交通網が整備された。省内には、現在、蘭州中川、嘉峪関、敦煌、慶陽の4つの民間飛行場がある。甘粛は西北内陸にあるため、道路輸送は総合運輸体系において非常に重要な位置を占めている。全省の全道路距離数は3.5万kmに達し、そのうち2級以上の公道は2,670kmある。蘭州を中心とする道路網の主な公道は、西蘭公路、甘新公路、蘭定公路、蘭郎公路などで、各方面に延びている。

甘粛は、独特の地区で、多くの観光資源に恵まれた省である。古代シルクロード全盛期の文物古跡が甚だ多く、人文の景観も豊富多彩で、それぞれ特色がある。省内には国家級風景や名所旧跡が4ヵ所、10,000点以上の文化財がある。そのうち、全国重点文化財保護単位は43ヵ所、省級文化財保護単位は425ヵ所である。館蔵文化財は40万点、国家一級文化財は1700点、国宝は3点ある。国家級自然保護区は4ヵ所、省級自然保護区は28ヵ所、省級以上の森林公園は46ヵ所、うち、国家級は9ヵ所もある。内外にその名を馳せている敦煌莫高窟は、今まで1600年の歴史があり、彩色塑像が生き生きとし、壁画の絢爛多彩さは世界の“芸術の宝庫”と称され、天水麦積山は優れた泥塑像のある仏教芸術の景勝地である。嘉峪関城楼の構造は、精巧で壮観で、“天下の雄関”と称されており,東晋壁画墓、魏晋墓画像磚は地下の画廊であり,武威雷台漢墓から出土した銅奔馬は、東漢時代の世界的に珍しいもので、中国旅行のシンボルマークとなっている。西夏碑は国家の文化財として、西夏王朝絶滅史の研究には欠かせない。夏河のラブリン寺は、全国チベット仏教グル派の六寺院で、建築が雄壮麗で光り輝き,張掖の仏寺の涅槃仏は、世界で最もきい涅槃仏とされている。甘粛にはオアシスがあるばかりでなく、雪山や氷河があり、黄土高原があり、草原もある。砂漠の奇観鳴砂山や月牙泉は、自然の神秘な傑作で、祁連山脈の“七一氷河”は、アジアでは町から一番近い氷河でもある。平涼の崆峒山は“天下の道教の第一の名山”であり、武都の万象洞は美しく、永登の吐魯溝は国家級森林公園で、理想的な避暑地である。武威地区の砂生植物園と砂漠公園は巴丹吉林砂漠の東南の縁、タングリ砂漠の端に位置する砂漠防止化を研究する代表的なところである。天水の観光景観国は温泉が多く、温泉に浸かってゆっくり休むこともでき、ますます観光客を引き付けている。三本の伝統的な観光コースが完備されると共に、甘粛では専門的な旅行コースを推し進めている。例えばシルクロード?ラリー、シルクロード?オートバイレース、シルクロード駅伝、シルクロード自転車観光、嘉峪関グライダー、熱気球観光、祁連山脈氷河探検ツアー、騎馬?徒歩での長城観光ツアー、黄河漂流観光ツアー、シルクロード石窟修学旅行、ゴビ探検ツアー、聖地参拝ツアー、狩りの旅、シルクロード全域旅行、シルクロード車で走破の旅、回族?チベット族民俗探検訪問、シルクロード専用豪家列車の旅など、専門的な旅行もある。

西コースは、蘭州から西へ行き、武威、張掖、酒泉、嘉峪関、敦煌を結ぶ全長1148kmの行程で、沿線には、中国観光のシンボルである銅奔馬が出土した雷台漢墓、漢語と西夏語が対照して記されている珍本“辞典”の西夏碑、世界最の張掖仏と、室内最の涅槃仏である山丹仏寺、裕固族の風情と山丹軍馬牧場、馬蹄寺石窟群の観光区、酒泉の西漢勝利跡地酒泉公園、天下の雄関嘉峪関及び懸壁長城、世界の芸術の宝庫莫高窟、砂漠の奇観鳴砂山と月牙泉、楡林窟などのシルクロードの遺跡、そしてオアシスと氷河の雪峰。更に西へ進めば、トルファン、ウルムチなどへと通じている。

東のコースは、蘭州から東へは、天水、平涼を経て慶陽へ到る、祖先を尋ね、古き文化や古跡を見学し、黄土風情を楽しむと言う旅行コースである。“東方の彫塑芸術陳列館”天水麦積山石窟、伏羲廟、秦安地湾遺跡、“天下の道教の第一の名山”平涼崆峒山、西王母が降臨した地王母宮、南石窟寺、慶陽の北石窟寺、窰洞民居と民間工芸美術、及び農耕文化などが見られる。

南のコース:南のコースは、蘭州から臨夏へ、そこから夏河、合作ヘ行き、チベット族、回族の民族風情と宗教、芸術、草原を観光するものである。“小メッカ”と称される臨夏のイスラム風情やイスラム教寺院である南関清真寺、紅園磚彫芸術、夏河のラブリン寺、貢唐宝塔、桑科草原、則岔石林、黄河第一湾曲部の自然風景が観賞できる。さらに東へ行くと、隴南に達し、万象洞、成県陜西頌、鶏峰山、文県の天池がある。南へ行けば、四川省の黄龍、九寨溝風景区に到る。

 



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